コーヒー文化の発信と関連産業の振興を図る「県珈琲(コーヒー)文化研究会」の初の定例会が5日、大垣市加賀野のソフトピアジャパンセンタービルで開かれた。コーヒーの香りが立ちこめる会場で参加者らは、名産の「水まんじゅう」との相性を確かめた。
この日のテーマは「金蝶園総本家」が用意した水まんじゅう。「カフェ・カーダモン」▽「ブドワビーンズ」▽「コーヒーばかの店」(岐阜市)▽「西美濃はなのき」(揖斐川町)の4会員がこだわりのコーヒーを出品し、水まんじゅうとの相性を探ってもらった。
関市の柴田ゆかりさん(35)は「コーヒーと和菓子はあまりない取り合わせだけど、苦みとよく合っていた。新しい発見かも」と話していた。
「珈琲」の訳語は大垣藩出身の蘭学者が考案。岐阜県の世帯当たりの喫茶消費額が全国1位(09年)であることや、1000人あたりの喫茶店数が全国2位(同)など、コーヒーが生活に密着していることに着目し、コーヒーによるまちづくりを進めようと研究会は結成された。【山盛均】
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